英語上級者の勉強法 ディクテーション 効果とデメリット
ディクテーションとは、耳で英語を聞き、一語一語書き取っていく勉強法です。
リスニングよりもさらにハードルの高い勉強法です。英語の中級の方が上級をめざしたり、上級の方がさらに上を目指す上で効果的な勉強方法です。
ディクテーションは絶大な効果が認められているものの、続く人は少ないです。
この記事では、ディクテーションが自分に合う勉強法かを見極めることができ、さらにディクテーションのやり方や、無料のサイトの紹介をしていきます。
ディクテーション なぜやらないの/効果とデメリット
- ディクテーションのデメリット
- ディクテーションの効果
- ディクテーションのやり方 3ステップ
ディクテーションのデメリット
- すきま時間や電車の中ではできない
- 静かな環境が必要
- 準備するものが多い(机、パソコン、イヤホン、鉛筆とノートなどそろえるものが多い)=ディクテーションを始める前にすでに、ハードルが高い。
- 語彙力が最低でも中級(英検3級以上)
ディクテーションの効果
- 必死に聞こうと集中するため、リスニングだけよりも効果がある
- 何度も聞くことで、イディオムが定着しやすい
- 日本人の苦手な冠詞の感覚が理屈でなくわかる
- ネイティブの前後の単語をくっつけて発音を聞き、発音の向上がすぐ身につく
- 一度だけやっても効果がある。飽きてしまってやめたとしてもやった回数だけ力になっている
ディクテーションのやり方 3ステップ
- 文章を聞ききながら 大雑把に書きなぐる
- 音声を止めて 単語を埋めていく
- 書いた文章と音声を比べる
①文章を聞ききながら 大雑把に書きなぐる
自分で、音声を聞く制限回数は決めておきます。
ただし、おそらく初めてやる方は、一つの文章で30回以上は聞くことになると思います。
音声よりも書くほうがスピードが遅いので、すべて書き取ろうとせず、主要な単語の「頭文字」だけ速記みたいに書ければよいです。
例)
音声:If Michael takes a taxi, he would arrive the airport on time.
↓
手書きイメージ:if M… take a tax…. he w ar…. airp…..on time
★ パソコンやスマホに打ち込むのが得意な人、鉛筆で紙に書くのが得意な人いると思います。どちらでも。
②いったん音声を止めて、わかる単語は埋めていく
いったん音声を止めます。
①で書いた頭文字だけの単語を埋めていきます。大文字にすべきところを大文字にしたり、冠詞、ing や sなどが抜けてしまっているのも修正します。
手書きイメージ:if m… take a ta…. he w ar…. airp…..on time
↓ ↓
修正後イメージ: If Michael takes a taxi, he would arrive the airport on time.
③音声と比べる
音声を何度か再生しながら、自分が書いたものを修正と手直しをいれていきます。
最初は何十回聞いてもどうしても聞き取れないところも出てくるかもしれません。
以上がディクテーションのやり方の説明です。
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【まとめ】ディクテーション なぜやらないの/効果とデメリット
ディクテーションは、語彙力がある程度ついた方にお勧めします。
語彙力は地道な単語練習だけに限らず、海外ドラマなど楽しく学習する方法もあります。