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many,much,a lot of 「多くの」違いと使い分け

English

多い少ないを表すこれらの単語は、可算か、不可算によって使い分けます。

appleは可算、waterが不可算というのは、知っている方は多いとおもいますが、やっかいなのは、どちらか迷ってしまうfurniture, mail, baggageなどです。

まずは、過去記事にて、可算・不可算のおさらいをしていただいたあとで、 本記事をおすすみくだされば、理解が倍速します。

[多い] many、much、a lot of 違いと使い分け

  1. many
  2. much
  3. a lot of

many 多くの 可算

可算(数えられる)ものに対してのみ many で「多い」を表す。

  • many をつけ、可算名詞には、複数形sがつきます。
    a dog → many dogs
    a car → many cars
  • people, children, men, womenはすでに複数だから manyをつけるだけ。sはつけません。 
    people → many people
    men → many men

manyは、 so, too と一緒に使われることが多い

manyは、so、too といった程度を強調する副詞と用いられることが多いです。
so many, too many のようにです。

  • I have too many problems.
  • There are so many people.

much 多くの 不可算

  • 「多い」を表します。
    *We don’t have much water this summer. 私たちはこの夏水不足です
    *There is not much time. あまり時間がない
  • mail, furniture, baggage など、ひとつのかたまりとして考える集合名詞も不可算だからmuchで「多い」をあらわします。
    *I didn’t get much mail today. 今日届いた郵便物はさほど多くなかった

much は肯定文では so, too,veryと一緒

✅肯定文でのmuchは,たいてい so, too, very と共に使われます。

  • Thank you very much.
    どうもありがとうございます
  • You have so much hair.
    あなたは、ずいぶん髪が多いね

では、強調せずに普通に「あなたは髪の毛が多いですね」と言いたいときはどうするのでしょう。

You have much hair. は、文法的には正しいものの、違和感があります。
↓ a lot of のところをご覧ください ↓

much は否定文 と相性がいい

✅多くの場合muchは、否定の文章で使われ、この「多い」を打ち消す=多くない

  • I don’t have much time. 
    私にはあまり時間がない
  • Not much money left. 
    あまりお金が残っていない

a lot of は可算名詞・不可算名詞 両方使える

a lot of は数えられる名詞か、数えられない名詞かと考えなくてすむので、便利です。

ただ、少し口語的なので、論文などには避けたほうが良いです。

  • 不可算名詞と使う例
    A lot of snow falls in winter. 
    冬にはたくさんの降雪があります
  • 可算名詞と使う例
    There are a lot of women in the hall.
    ホールには多くの女性がいます

lots ofはカジュアル

lots of も可算名詞・不可算名詞を問わないで使えます。

ただし、くだけた言い方ですので、ビジネスや論文等では使わないようにしましょう。
例:

  • There are lots of birds. 
    多くの鳥がいる
  • Drink a lot of water. 
    水をたくさん飲みなさい

[多い] many、much、a lot of 違いと使い分け【まとめ】

  • many 可算名詞に
  • much 不可算名詞に・否定文が主
  • a lot of 可算・不可算 両方に使える (カジュアル)