many,much,a lot of 「多くの」違いと使い分け
多い少ないを表すこれらの単語は、可算か、不可算によって使い分けます。
appleは可算、waterが不可算というのは、知っている方は多いとおもいますが、やっかいなのは、どちらか迷ってしまうfurniture, mail, baggageなどです。
まずは、過去記事にて、可算・不可算のおさらいをしていただいたあとで、 本記事をおすすみくだされば、理解が倍速します。
[多い] many、much、a lot of 違いと使い分け
- many
- much
- a lot of
many 多くの 可算
可算(数えられる)ものに対してのみ many で「多い」を表す。
- many をつけ、可算名詞には、複数形sがつきます。
a dog → many dogs
a car → many cars - people, children, men, womenはすでに複数だから manyをつけるだけ。sはつけません。
people → many people
men → many men
manyは、 so, too と一緒に使われることが多い
manyは、so、too といった程度を強調する副詞と用いられることが多いです。
so many, too many のようにです。
- I have too many problems.
- There are so many people.
much 多くの 不可算
- 「多い」を表します。
*We don’t have much water this summer. 私たちはこの夏水不足です
*There is not much time. あまり時間がない - mail, furniture, baggage など、ひとつのかたまりとして考える集合名詞も不可算だからmuchで「多い」をあらわします。
*I didn’t get much mail today. 今日届いた郵便物はさほど多くなかった
much は肯定文では so, too,veryと一緒
✅肯定文でのmuchは,たいてい so, too, very と共に使われます。
- Thank you very much.
どうもありがとうございます - You have so much hair.
あなたは、ずいぶん髪が多いね
では、強調せずに普通に「あなたは髪の毛が多いですね」と言いたいときはどうするのでしょう。
You have much hair. は、文法的には正しいものの、違和感があります。
↓ a lot of のところをご覧ください ↓
much は否定文 と相性がいい
✅多くの場合muchは、否定の文章で使われ、この「多い」を打ち消す=多くない
- I don’t have much time.
私にはあまり時間がない - Not much money left.
あまりお金が残っていない
a lot of は可算名詞・不可算名詞 両方使える
a lot of は数えられる名詞か、数えられない名詞かと考えなくてすむので、便利です。
ただ、少し口語的なので、論文などには避けたほうが良いです。
- 不可算名詞と使う例
A lot of snow falls in winter.
冬にはたくさんの降雪があります - 可算名詞と使う例
There are a lot of women in the hall.
ホールには多くの女性がいます
lots ofはカジュアル
lots of も可算名詞・不可算名詞を問わないで使えます。
ただし、くだけた言い方ですので、ビジネスや論文等では使わないようにしましょう。
例:
- There are lots of birds.
多くの鳥がいる - Drink a lot of water.
水をたくさん飲みなさい
[多い] many、much、a lot of 違いと使い分け【まとめ】
- many 可算名詞に
- much 不可算名詞に・否定文が主
- a lot of 可算・不可算 両方に使える (カジュアル)