leave と forgetの使い分け「忘れる」
「財布を忘れた」を英訳してくださいと言うと、9割の生徒さんが
I forgot my wallet.
と答えます。
文法的には正解なのですがネイティブはこう言いません。
どうしてでしょう。
forget は「忘れる」なのですがその存在を忘れたというところではなく「置いてきた」ことに注目します。
leave と forgetの使い分け「忘れる」
もくじ
- お財布を置き忘れました を英語で
- forget を使うとき
- 日本語を直訳しないのがコツ
お財布を置き忘れました を英語で
I forgot my wallet.
ネイティブはこのように言いません。
財布を「忘れた」のではなく、財布を持ってくるのを忘れたのですから、forgetを使うのであれば以下のような文章になります。
- I forgot to bring my wallet. ◎
財布を持ってくるのを忘れた。
*これが正解となります。または、 - I left my wallet (at home). ◎
(家に)財布を置き忘れた
*leave (過去形 left) leave 努力コスパの良い単語はコレ!
forget を使うとき
「あなたの名前を忘れた」というようなときは、もちろんforget一択です。
- I forgot your name.
あなたの名前を忘れました
日本語を直訳しないのがコツ
日本語の特徴として、目的語を省略する場合が多々あります。そのため、英語に直すときに間違いやすいのです。
英語に翻訳する前に、いったん、日本で目的語を明確にするという作業が必要になります。
- 「財布を忘れた」→(もってくるのを)を省略された日本語
- 「これにします」→(選ぶことに) を省略された日本語
【まとめ】leave と forgetの使い分け「忘れる」
- I forgot my wallet. ✖
- I forgot to bring my wallet. ◎
- I left my wallet (at home). ◎
- I forgot your name. ◎