not always, not really , both, either, neither 部分否定と全体否定について
「~とは限らない」 は、not always ~ と always not ですが、notが先に来るのか後につくかで意味が変わります。
同様に、not really とreally not も順番が変わっているだけで、全く意味が変化します。
こういう文を「部分否定」と言います。
both やeitherやneithr も、否定文になると、部分否定や全体否定の関係で、意味が全く逆にならないため単語を言い換える必要があります。
not always, not really , both, either, neither 部分否定と全体否定について
もくじ
- notの位置によって文の意味がかわるreally とalways
not really 【部分否定】
really not
not always 【部分否定】
always not - both
both~not 両方~というわけではない【部分否定】 - either
either ~not 【全体否定】 - neither/neither ~norどちらも~でない【全体否定】
not の位置によって文の意味が変わる really /always
really (本当に)、always (常に)を否定させて 「~というわけではない」「~とは限らない」という文章を作ります。
not の場所にポイントありです。
反対にしてしまうと、全然意味が違ってきてしまいます。
丁寧に見ていきましょう。
not really ~というわけではない 部分否定
- I don’t really want to play a game.
ぼくは本当にゲームがしたいというわけではない
really not 全然~ではない
- I really don’t want to play a game.
ぼくは全然ゲームがやりたくないんだ
not always ~とは限らない 部分否定
- The rich are not always happy.
金持ちはいつも幸せとは限らない
always not いつも~ではない
- The rich are always not happy.
金持ちはいつも幸せでない
both 両方
「両方~だ」という意味になります。
3つの用法、形容詞、代名詞、接続詞として使われます
✅ both は、複数なので、主語に来るときには特に注意しましょう。
- Both of them are from Japan. 二人とも日本出身だ(形容詞的用法)
- I want both of them. ふたつ両方欲しいなあ (名詞的用法)
- He is both kind and intelligent.彼は親切でもあり知的でもある (接続詞的用法)
both ~not 両方~というわけではない【部分否定】
✅bothを含む主語のときは、動詞にnot をつけただけでは、「両方〜というわけではない」と部分否定になります。(片方だけの否定)
- I can’t play both Violin and piano.私はヴァイオリンとピアノ両方が弾けるわけではない(片方だけ弾ける)
both ~の文を否定文に「両方とも~ではない」という場合は2通りあります。
①both を消して、either not に変える
②both 消してneitherに変える
✅Both of my parents are Japanese. (両親とも日本人です)
↓
- Either of my parents are not Japanese.(両親ともに日本人ではありません)
- Neither of my parents are Japanese (両親ともに日本人ではありません)
either どちらか
「どちらか一方」という意味です。
4つの用法 形容詞、代名詞、接続詞、orを用いて副詞として使われます。
✅eitherは基本的には単数扱い(男子たちまたは女子たち、というような時は複数)
- If you have two pens, I borrow either one? ペンを2本持ってるならどちらか一方を貸してくれない? (形容詞的用法)
- Either of us has to watch our baby. どちらかが赤ちゃんを見てなくてはならない (名詞的用法)
- You can have either chips or a candy, but not both. あなたは、両方でなくて、チップスかキャンディーのどちらかを食べていい (接続詞的用法)
- You can either come with me or go home.あなたは私と一緒に来てもいいし帰っても良い(副詞的用法)
either~not【全体否定】
either は否定文になると「全体否定」となり 「どちらも~ない」という意味になります。
- I will see either of your parents.(ご両親のどちらかにお会いします)
→I will not see either of your parents.(ご両親のどちらにもお会いしません)
neither・neither~nor どちらも~でない 【全体否定】
neitherは単語事態に否定の意味を含む、「どちらとも〜でない」という意味になります。
「形容詞的用法」「代名詞的用法」「副詞的用法(norを用いる)」の3つの用法があります
✅ neitherはすでに否定の意味を含んでいるので、not をもちいてはいけません。
✅ neitherは単数扱いです。三単現であればsがつきます。
- Neither story is true. どちらの話も本当でない(形容詞的用法)
- I like neither. どちらも好きではない(代名詞的用法)
- I neither smoke nor drink.私はタバコも吸わないしお酒も飲まない(副詞的用法)
- Neither John nor I were in the building. ジョンも私もそのビルにはいなかった (neither nor が主語に含まれる場合は複数扱い)
not always, not really , both, either, neither 部分否定と全体否定について【まとめ】
- not really 「~とは限らない」部分否定
- really not 「全然~ではない」
- not always「~というわけではない」部分否定
- always not 「いつも~ではない」
- 両方を否定したい場合は either を使っての否定文に。
- どちらか一方を否定する場合はbothを使っての否定文に。
- neither は not と一緒に用いてはならない。