appropriate, proper, suitable 微妙な違い【例文あり】
appropriate, proper, suitable は、「適正な」「適切な」というような非常に似たような意味で、和訳だけ見たところ今ひとつ違いがはっきりとしません。
さらに、文章によっては使い分けが要らないケースもあるため、上級者でも迷うと聞きます。
この使い分けのあいまいさは、例文を比較してみることが一番の解決方法ではないかと思い立ち、この記事を書きました。
appropriate, proper, suitable 意味と使い分け
もくじ
- suitable
- appropriate
- proper
suitable ふさわしい
suitableは「ふさわしい、適切な」といった意味です。人や道具の、性質、人格、などがある目的に対して「合っている」ということです。
- This pot is suitable for cooking stew.
この鍋はシチューを作るのに適している(✅appropriate で言い換えが可能) - He is not suitable for a leader.
彼はリーダーにはふさわしくない - I found a suitable place for the party.
パーティーにぴったりの場所を見つけた
appropriate 適切だ
appropriateは状況や立場やその場の空気に、人、物、言動などが「適切だ」という意味です。
appropriate と言えば、ルインスキー事件で流行語となったクリントン氏の言葉で有名です。
-I had a relationship that was not appropriate. 私は不適切な関係を持った
この「不適切」は、ホワイトハウスでという場所と、大統領として、既婚者としての立場 のことにおいてあの関係が「不適切」という意味ですね。
✅この文章は appropriate をproper に置き換えても意味が通るケースです。
- Your behavior is not appropriate in the class.
あなたの教室内での行動は適切ではない - The price is not appropriate for the contents.
料金に見合った内容でない
proper 正しい
properは「正しい」ということです。規則上や常識の上での「正しさ」に焦点が当たっています。 同義語がcorrect になります。
- We have to learn math proper order.
数学は正しい順番で学ばなければいけない - Use proper language in front of our guest.
お客様の前では礼儀正しい言葉を使いなさい - If you want to filet fish, you will need a proper knife.
魚を卸したいのならそれ用のナイフが必要です
appropriate, proper, suitable 使い分け【まとめ】
- suitable 「ふさわしい」「適切な」
- appropriate 「適切な」「適正な」
- proper 正しいか正しくないかの「適正な」