クレーマーは英語ではclaimerではなくcomplainer
日本でカタカナ語としてのクレームの意味は、「文句・苦情を言う」ですね。
じつは、英語 claim の意味は「主張」「要求」(動詞/名詞)であります。
つまり、英語での claim はネガティブな要素はありません。
では、英語で苦情を言う・苦情客は何と言うのでしょう。
クレームの本当の意味/claim claimer
もくじ
- baggage claim の意味
- 「苦情を言う」を英語で
- 正しいclaimの使い方
- claimerは、「苦情常習客」ではない
- 保険などでのclaimerとは
baggage claim の意味
空港の到着ロビーのBaggage claimがありますが、このclaimは荷物が自分のものだということを「主張する」という意味合いです。
「クレームを言うところ」と思っている人が多いです。
「苦情を言う」英語では
claim が「苦情を言う」ではないと申しました。では、「苦情を言う」と言いたいときはどう表現するのでしょうか。
complain を使います。
- Don’t complain. 文句を言うな
- You complain too much. あなたは不平を言いすぎだ
正しい claim の使い方
claim の意味は、「主張する」「要求する」だと申しました。
では、どのように使うのでしょうか。
- He claimed the news is fake. 彼はそのニュースはフェイクだと主張した
- I will claim it is not my opinion. 私はそれは自分の意見出ないと主張するつもりです。
claimer は「苦情常習客」 ではない
日本語でカタカナ語としてのクレーマーの意味は、「言いがかりをつける客」「文句を言う人」になります。
英語 の claimer は、単なる「主張者」「請求者」 という意味で、そこにはネガティブな要素は含みません。
「クレーマー客」は英語でなんと言う?
クレーマーを英語で言いたいなら、complainer を使います。
complain 「苦情を言う」の動詞の語尾にer をつけると「~者」になるので、”complainer” が 日本で言う「苦情常習客」にあたります。
- Mrs. Complainer クレームおばさん
- chronic complainer クレーム常習者
WritingとSpeakingを両方学びたいならベストティーチャー(Best Teacher)
保険などでの claimer とは
筆者は、アメリカでクレーマーclaimerと呼ばれることがありました。
クレーマー呼ばわりされたわけではなく、「保険の請求者」という意味だったのです。
【まとめ】クレーマーは英語で、claimerではなくcomplainer
- claim はネガティブ要素は含みません。
- 苦情と英語で言う場合は complain