go see a doctor 文法的な疑問・hospitalとの違い
go see a doctor 「医者へ行く」ですが、この英語の文法に疑問が残りませんか?
go も see も両方動詞です。 動詞が2つづづくってことはないはずですよね。
また、日本語では「医者に行く」も「病院に行く」さほどニュアンスに差が無いですが、欧米では go to a hospital とgo see a doctorでは、ずいぶん違った印象になります。
go see a doctor 文法的な疑問・hospitalとの違い
もくじ
- go +seeは省略形
- go see a doctor
- go to a hospital
go see 動詞が2つ/文法的に正しいの?
go see a doctor
goの後にseeが来ていて、動詞が2つ並ぶことは文法的におかしく見えます。
確かにおかしいですね。
実は、go see は、「省略形」であります。
言葉というのは、年々進化していまして、本来は go and see でした。
時代とともに and が省略されたのです。
「ちなみに映画に行く」も、go see movie と言います。これも同様にand が省略されてできた慣用句です。
go see a doctor 医者/病院に行く
「診察を受ける」ことを英語では go see a doctor と言います。ちょっとした捻挫や、風邪程度では、精密検査などを受けるわけでもない診察ということですので、doctor です。
日本では、ちょっとした診察も病院に行くって言う人がいますのでhospitalをつかってしまいがちです。病院が行先であっても診察や診断の場合だったらdoctorと言いましょう。
✅行先が病院でも、診察ならばdoctor一択!
この理由は次の段落で説明いたします。
- What symptoms are you going to see a doctor for today?今日はどんな症状で診察を受けるのですか
- It would be best for you to see a doctor right away.すぐに医者に見えもらったほうがいいですよ
go to hospital 入院する 搬送される
入院を伴うような重大なケガや病気で医者か病院に運ばれるという場合は、go to a hospital を使います。
●My mother went to a hospital. 母が病院に行った
と言った場合、お母さんは単なる風邪で病院に行ったのに、「担ぎこまれたのか、入院したのか」という緊急性のイメージを持たれてしまいます。軽い病気や診察なら doctorと言いましょう。
- I went to the hospital to see my uncle. 入院しているおじに会いに病院へ行った
- Your mother is admitted to the hospital. あなたのお母さんは入院となります
- He had an accident, and in the hospital now. 彼は事故に遭い入院している
- When can I leave hospital? いつ退院できますか
【まとめ】go see a doctor 文法的な疑問・hospitalとの違い
- go see a doctor 診察を受ける
- go to a hospital 入院する、搬送される