put on, wear, dress 違いと使い分け
日本語では「着る」は服と決まっていて、帽子やかつらは「かぶる」、メガネは「かける」、靴は「履く」などと物によって使い分けています。
英語は身に着ける「物」での使い分けがありません。
その代わり「着ている状態」「着るという行為」で使い分けをするためとても紛らわしいです。
辞書だけではあまりしっくりわからないので、ぜひ本記事を参考にしていただけたらと思います。
put on, wear, dress 意味と違い
「着ている状態」「着るという行為」「普段は着る」「(支度で)服を着る」これらの4つの「着る」はすべて違う表現をします。
- put on
- wear/wearing
- dress
- change
wear/wearing 身に着ける
I am wearing glasses.
I wear glasses.
上の2文のように、wear と wear ing では意味あいが異なりますので、別々に解説していきます
① wearing 服・メガネ・帽子などを「身に着けた状態でいる」こと
② wear 普段着用する
① wearing
wearにingをつけて進行形にすることによって、 服・めがね・帽子などを「身に着けた状態でいる」という意味になります。
- Look at the woman wearing a hat. 帽子をかぶったあの女性を見て
- I am wearing 3 layers. 私は3枚も重ね着をしています
② wear ひげやコンタクトも
(普段)着用するという動詞の意味になります
✅ wearの過去形 wore/過去分詞形 worn
✅ ひげ、コンタクトレンズも wear で表現します
wear a mustache 口ひげを生やしている
wear contact lenses コンタクトレンズをつけている
- I wear glasses. 私は(普段)メガネをかけてます
普段メガネをかけているという場合に「普段」という単語を入れずに表現できます。(普段usuallyなどを入れてもOKです) 普段かけているけど今この瞬間はかけてなくても、このように言うことができます。 - I wear Jeans. 私は(普段)Gパンを履きます
学校で制服姿しか見たことがないだろうけど普段はGパンを履くということですね。つまりこれを言っているときに、Gパンを着ているいないは関係ありません。
put on 着る行為をする
服、帽子、手袋、靴などを「着るという行為をする」という意味になります。
✅putの過去形put/ 過去分詞形put
- Please put on a mask. マスクを着用してください
- Before we go outside, we’d better to put on our coats. 外に出る前にコートを着たほうがよさそうだ
dress 身支度をする
「身支度のために服を着る」という動詞の意味です。日本語ではドレスというと、女性の着るフォーマルドレスを連想しますが、英語ではあくまでも外出するために身支度することを意味します。
✅たいてい get dressed の形で用いられます。
- Hurry up, get dressed. 急いで支度をしなさい
- I take shower before getting dressed. 私は身支度する前にシャワーを浴びる
change 着替える
「着替える」違う洋服に着替えることです。 (朝パジャマから着替えるのは身支度になるので、change より get dress がふさわしいです)
- She changed clothes for the party. 彼女はパーティーのために着替えた
- He changed into his pajamas. 彼はパジャマに着替えた
【まとめ】put on, wear, dress 着るは着るでも大違い
- put on 着る行為に焦点が当たっている
- wear/wearing 着ている状態
- dress 身支度
- change 着替え