sorrow, sad, grief, mourn, distress 違いと意味【例文】
「悲しむ」「悲しみ」を表す単語はいろいろあって、どれを使ったら良いのか迷いませんか?
実は英語では、愛する人を無くした悲しみと、失敗したなどの出来事の悲しみとでは、単語の使い分けが必要です。
日本語では、「悲しい」のほかにあまり表現はないため、使い分けがあることに気が付きにくいのです。
在米19年、帰国後英語講師として働いている筆者が、複数ある「悲しみ」を表す単語の中から、代表的な4つについて解説していきます。
本記事をお読みいただければ、悲しみに直面した友人に言葉をかけるときなどに、役立つはずです。
2分で読める記事となっております。
sorrow, sad, grief, mourn, distress 使い分け
もくじ
- sad, sadness
- sorrow
- grief
- mourn
- distress
sad, sadness 悲しい 悲しみ
sad(形容詞) sadness(名詞)
✅ハッピーで無い状態、upset 残念な気持ちなども含む広い範囲の「悲しい」「悲しみ」です。
✅より強く悲しいを表現する場合、sad にvery や so をつけることができます。→ so sad
- It is sad losing my wallet.
おサイフを落として悲しい - The news of the accident made me sad.
事故のニュースを聞いて悲しい
sorrow (名詞) 悲しみ
sorrow (名詞)
✅sorrow は、失恋、死別・事故・倒産・裁判で負けるなどよって生まれる「深い悲しみ」です
✅より強い悲しみを表すには、great や deepをつけます。→great sorrow
- She is in sorrow from broken heart.
彼女は失恋の悲しみにいます
grief (名詞) 別れの悲しみ
grief (名詞)
✅griefは、大事な人とのお別れの「悲しさ」です。(必ずしも死別とは限らず、離別・離婚などシリアスな別れ)
✅より強い悲しみを表すには、great をつけます。→ great grief
- Her running away from home was a great grief to her parents.
彼女の家出は、両親をひどく悲しませた
mourn (動詞) 死別を悲しむ
mourn (動詞)
✅mourn は死別を悲しむ・死を弔うという意味です。
✅Sympathy Card (お悔やみカード)の言葉に登場する単語です
→参考記事お悔やみ申し上げます sympathy
- She is mourning the loss of her mother.
彼女は、お母さんを失い悲しんでいる
distress(名詞 )苦悩、苦痛
distress 名詞
✅苦悩や問題によって生まれる「苦痛や苦悩」です。
✅stress と 見た目が似ていますが、意味が違います。distress は悲しみや苦しみを表しますが、stress は緊張感だけです。
✅精神的な、肉体的ななど種類をつけることが多い→mental distress, bodily distress
✅強調するときは、deep や great をつけます
- He is suffering mental distress.
彼は精神的な苦痛を味わっている
sorrow, sad, grief, mourn, distress 意味【まとめ】
- sorrow 深い悲しみ
- sad ハッピーでない
- grief 死別や離縁の別れの悲しみ
- mourn 死別の悲しみ
- distress 苦悩・苦痛