hope, wish, long の違い 何を望むかで使い分け【例文】
英語で「~を望む」と表現するときに hope を使ったらよいのか、wishを使ったらよいのか迷いませんか?
日本語では同じ意味に感じますが、実は、wish と hope の使い分けははっきりとしています。
間違って使うと、ちぐはぐな文章になります。
一言で説明するとすれば、「何を」望むかでwish とhopeを使い分けることがポイントです。
wish hopeは、名詞にもなりますが、そのときに、可算、不可算という違いもあるので、やっかいです。
さらに、望むという英語は「long」もあるので混乱の極みです。
この記事を読めば、それらの曖昧さをクリアにしていただけると思います。
hope, wish, long の違いは「現実性」
もくじ
- hope
- wish
- long
hope の意味と例文
hopeには動詞にも名詞にもなります。
動詞「望む」
名詞「見込み」「望み」【不可算名詞】
✔ただし、hopeは【現実性のあること】を祈る場合につかいます。(鳥だったらなあとか、億万長者だったらなあなどと非現実的なことは wish を使用します)
- I hope you like my gift. 僕のプレゼントを君が気に入ってくれるといいな
- I hope you will get well soon. あなたの病気が早く良くなるように祈ります
- I lost my hope. 希望を失ってしまった
wish の意味と例文
wish には2つの動詞の意味があり、名詞にもなります
①(相手の幸せや幸運を)願う
②~だったらなあ、~できたらなあ、(現実ではないことを)望む
③望み、願い事 【可算名詞】
相手の幸せや幸運を願う wish
[I(We)+ wish + 相手 + 目的語] の文型と決まっていますが、I wish を略することもあります
- I wish you a good luck! 幸運を祈ります!
- We wish you a Merry Christmas.良いクリスマスを
- Wishing you a happy new year. 良いお年を
- A happy new year. (I wish を略して言うことが多いです)→過去記事良いお年を英語で 年末・年始の挨拶
~だったらなあ、~できたらなあ、(現実ではないことを)望むwish
[I + wish + I + 過去形の動詞or助動詞] 文型は仮定法になり、現在のことでも過去形の動詞・助動詞が入ります
wishは「現実でないこと」を望むのがコアです
- I wish I could fly like a bird. 私も鳥のように空を飛べたらなあ
- I wish I could, but I am too busy to help you. 出来たらいいんだけど、今忙しすぎてお手伝いできないの
- I wish you were here. あなたがここにいたならなあ(仮定法過去wereになるので注意)
仮定法wishの記事⇒仮定法 過去と過去完了 wish コツと覚え方 I wish I were
望み、願い事 【可算名詞】wish
wish は名詞としても用います。
✔可算名詞なので、冠詞のa、または複数ならsを忘れないようにしましょう。
- Make a wish. 願い事をしなさい
- My wish came true. 私の望みが叶いました
- Best wishes 敬具(手紙の結びに書くことば)
long 動詞「熱望する」例文
long の動詞の意味は切望する、熱望するという意味です。
✔「長い」という形容詞で有名ですが、動詞にもなるのです。
- They long for world peace. 世界平和を切望しています
-
He longed to meet her. 彼は彼女にとても会いたがった
hope, wish, long の意味【まとめ】
- wish と hope のどちらを使うかは、望んていることが現実的か、非現実的かで使い分ける
- 相手の幸福を祈るwishには「決まり文句」がある
- wish も hope も名詞として使う場合、hopeは不可算名詞、wishは可算名詞
英語の 数えられる名詞と 数えられない名詞 / fruitは