rival, competitor, enemy, foe 意味と違い
「ライバル」は、日本語では、「好敵手」です。
実は、英語のrivalは敵意があります。
つまり日本語のライバルは、英語の competitor の意味のほうが近いということです。
英語では、競争相手と言ったときに、相手に対して敵意があるか、ないかで使う単語が違ってきます。
rival, competitor, enemy, foe 類義語だけど違う
- rival 競争相手
- competitor 好敵手
- enemy 敵
- foe 敵
- adversary 敵対者
- opponent 相手
- 反義語 「味方」
rival 競争相手
「競争相手」主にある座を狙うために、競い合う相手。
スポーツだけでなく、会社や組織でも、rival-company のように使えます。
日本語にもなっているライバルは、つぎで説明するcompetitor のほうが意味が近いです。
例えば恋敵ならrival のほうがぴったりで、competitor では弱いです。
✅敵意のニュアンスが含まれるときもあり、緊張感を持って張り合っているイメージです。
- He is my romantic rival.
彼は恋敵だ
competitor 好敵手 ライバル
compete = 競う(動詞) から変化した単語で、スポーツや事業、特に商売において競争する「好敵手」です。
日本語になっている「ライバル」の意味には、英語の rivalよりも こちらのcompetitor のほうがより近いです。
✅敵意を含みません。
- Let’s beat competitor’s price. 競争相手の値段に勝とうよ
enemy 敵
「敵」 と言う意味です。
戦争の敵というときにはこれが多く用いられます。
enemy は倒したい「敵」であり、負かしたいだけの競争相手とは違います。
foe で言い換えることもできます。
✅敵意を含みます。
- The enemy dropped many bombs.
敵は多くの爆弾を落とした。
foe 敵
「敵」という意味で、enemy とよく似た単語なので置き換えられるのですが、
Friend or foe 敵か味方か
という有名な慣用表現においてはかならず foe です。
また、政治的に使う時のfor は敵というよりも、「自分や、自国に害があるもの」として foe と使うことが多く、この場合は「一方的な敵」であり、敵対しているとは限りません。
✅敵意を含みます。
- We couldn’t tell whether he was friend or foe.
彼が敵なのか味方なのかわからなかった。
adversary 敵対者
「敵対者」、「競争相手」
✅敵意が前面に出た語です。
- I inflicted a severe wound on my adversary.
相手に重傷を負わしてやった。
opponent 対戦相手
選挙,議論などの「対戦相手」または、「反対者・反対側」
✅特に敵意は関係ありません。
- He beat his opponent three to one.
彼は対戦相手を3対1で負かした
対義語 敵と味方
反義語の「味方」については過去記事をご覧下さい
on one’s side/friend/ally 「味方」を英語で
rival, competitor, enemy, foe 意味【まとめ】
- rival 敵意△
- competitor 敵意✖
- enemy 敵意〇
- foe 敵意〇
- adversary 敵意〇
- opponent 敵意✖